2018.04.13
日本の下水道普及率は78.3%に達し公共用水域の水質も大幅に改善されてきています。一方で、既存の下水処理場や下水道管渠では老朽化が問題になってきています。特に地下に埋設された下水道管渠は簡単に調査や修繕が出来ないために重大な事故につながる恐れがあります。 佐藤先生は、老朽化した下水道管渠の効率的な調査方法として下水管渠内の水温変化を測定することによって損傷位置を推定する方法を考案し実際の現場で実証研究を行いその結果を取りまとめて環境技術学会に発表されました。本手法は、道路下に埋設されている下水道管渠を短時間で的確に調査できるため極めて有効な管渠調査方法であり安全・安心な社会実現に貢献するものと期待されています
おめでとうございます!
[研究論文] 管路内下水温の連続測定による不明水調査手法の実用化研究 (Vol.46, No.5, p.262-271掲載) 佐藤克己、長谷川孝、高橋岩仁、保坂成司、仙波不二夫、森田弘昭 |