
大学では真剣に学び、真剣に遊ぶ。
その経験は必ず仕事にも通じます。
林 亮佑さん
鹿島建設株式会社
大学では真剣に学び、真剣に遊ぶ。
その経験は必ず仕事にも通じます。
鹿島建設株式会社
大学の生産実習で、千葉県内にある地元ゼネコンのお世話になったことがあります。そこで、現場の方々が愛情を注いで構造物をつくる姿に触れ、ものづくりの面白さを知りました。そのときに卒業後はぜひゼネコンに行こうと決意しました。私の家族や親戚などは皆民間企業だったので、公務員やコンサルタントなどはまったく考えませんでした。進路について父に相談したところ、「大きな会社に入り、そこで揉まれた方がお前のためになる」といわれ、ゼネコンはここ一本だけと覚悟を決め、ダメ元で受けたのが鹿島です。なぜ入社できたのかはわかりませんが、元気で返事がいいことや、フットワークの軽さが評価されたような気がします。
入社後に最初に担当したのは伊豆大島の空港工事でした。その後も三宅島の災害復旧工事や、東京の新海面処分場など、マリコンのような海洋関係の工事を多数経験しました。もちろん浄水場や高速道路の工事などもありましたが、やはり海洋の工事に引っ張られる場合が多く、今では「島担当」みたいな経歴になってしまいましたね。珍しいところでは、日本最東端にある南鳥島にも2年間滞在しました。自衛隊や気象庁など、普段接点のない方々と夜な夜な呑んで話す機会があり、大きな財産になりました。離島などで人と変わった経験を積むことができたのは、自分の武器にもなり、本当にありがたいと思っています。
どうしたらゼネコンに入れるか、難しい質問ですが、まずは明るく元気なこと。後は学生時代は真剣に遊ぶことも大事かなと考えています。ダラダラと遊ぶのではなく、目標をしっかり決めて、計画を立てて実行していく。これは仕事の能力に通じる部分がありますし、それができる人は社会に出ても伸びるのではないかと思うからです。また、私がリクルーターとして感じるのは、本当にこの会社に入りたいという気持ちは、面接の時にわかるものです。能力というのは人それぞれにあるでしょうし、やはり会社に対する意欲を持った人にきてほしいと考えています。皆さんもゼネコンに入り、自分の携わった構造物が誰かの役に立つ、そのワクワクするような喜びを実感してほしいと願っています。
林 亮佑さん
千葉県・千葉日本大学第一高等学校出身。2001年に土木工学科を卒業後、鹿島建設株式会社に入社。海洋工事など幅広い施工管理に携わる。現在は、東京土木支店 東京南部海岸工事事務所 所長。