
大学は人生の大事な夏休み、
今しかできない学びと経験を!
唐澤 俊樹さん
東亜建設工業株式会社
大学は人生の大事な夏休み、
今しかできない学びと経験を!
東亜建設工業株式会社
大学入学前から将来はゼネコンへ入社し、海外で活躍してみたいという希望を持っていました。しかし、大学生になり土木業界にもさまざまな業種があることを学ぶと、進路について迷うようにもなったのです。そんな大学3年の秋に、東亜建設の説明会に参加する機会がありました。その際のプレゼンテーションで、幅広い土木工事を手がけ後世に残る巨大構造物をつくれることや、海洋土木に携われること、海外で働き途上国の発展に貢献できることなどを知り、自分の興味や関心に合致し、やりがいも大きいのではないかと考えるようになりました。それが東亜建設を志望するようになった理由です。
入社してからの3年間は、国内で施工管理を担当しました。土木職の基礎である施工管理全般を学び、一級土木施工管理技士の資格を取得しました。4年目からは国際事業本部へ異動。憧れていた海外赴任の夢が叶い、アフリカのコートジボワール共和国で港湾工事に携わるようになりました。現場となるアビジャン港は、コンテナ取扱量でも西アフリカ最大の港です。担当した工事は約10haを埋立て、穀物バースを整備する事業で、そこで約2年間、施工管理を担当しました。国内外で施工管理の経験を積み、現在は、本社で海外工事の入札対応に関わっています。海外出張する機会もあります。
大学時代には専門知識だけでなく、マネジメントスキルも身につけてほしいですね。私たち技術者は「材料」「人」「機械」を上手く使い、決められた工期で予算内に仕上げ、目標利益を確保する必要があります。そうしないと会社は存続できません。生産工学部で学んだマネジメントの視点は、今の仕事に大変役立っていると感じています。また、大学時代は教養も専門も学び、好きな研究にも趣味にも打ち込める「人生の夏休み」ではないでしょうか。私はバイトをしてよく海外旅行へ出かけていたのですが、そういった経験や人との出会いは後々大きな財産になります。学生の皆さんには、今のうちにいろんなことを経験してほしいと思いますね。
唐澤 俊樹さん
長野県立上田西高等学校出身。2017年に土木工学科を卒業後、東亜建設工業株式会社に入社。国内外で施工管理を担当する。現在は、国際事業本部 土木部に勤務。