2021年11月10日に私学会館において「持続可能な社会に向けた下水道人材の育成・確保への取り組み」をテーマに、座談会が開催されました。

　出席者は、青木知絵東京都下水道局技術開発担当部長、野村喜一日水コン会長、　　山口乃理夫東亜グラウト工業社長、丹治道子メタウォーター経営企画本部人事総務企画室人材開発部部長、森田教授の5名です。

　今回の座談会は、人材の育成・確保に関する参加者それぞれの立場での現状、課題、取り組み、将来に向けた方策について発言と議論が行われました。座談会の締めとして、持続可能な体制を維持するためには、産官学の連携が必須であり、言い換えると個人のパフォーマンスを向上させるとともにチーム力を発揮させることが重要であること。そしてチーム力を発揮させるためには貴重な経験や基礎データをデータベース化して誰でも気軽にアクセスする取り組みが必要であり、基礎データの整理においては大学の役割が大きいこと。更には、実務を疑似体験出来る研修センターや本学での管路更生大学などの取り組みもチーム力を発揮させるための有力な手段であること。最後に産官学の連携に欠かせないのが3者間を繋ぐ通訳であることが共通認識として確認されました。